第2回講義に向けて 参考文献その3
沢山遼氏による講義《事物の動態/事象の束:クラウスからスタインバーグへ》 http://mniizeki.wixsite.com/epicurus/event の参考文献の三番目です。 ロザリンド・クラウス「ヴィデオ ナルシシズムの美学」(『ヴィデオを待ちながら』展カタログ、石岡良治訳、東京国立近代美術館、2009年)。現在、ほぼ入手ができません。古書でも見たことないです。カタログなんで、増刷はないでしょう。このへんも電子書籍でなんとかならないか検討を期待したいです。 なお、訳者の石岡良治さんから、東京国立近代美術館のアートライブラリーなどで閲覧可能とお教えいただきました。ありがとうございます。
Http://kinbiopac.momat.go.jp/mylimedio/search/search.do?mode=comp&taget=local&ncid=BA89557762 また、石岡良治氏には「メディウムの肌理に逆らう ロザリンド・クラウスにおけるポストメディウムの条件」という論考があります(『近畿大学国際人文科学研究所紀要「述3」』近畿大学国際人文科学研究、2009年)これは現在でもamazon等で入手可能です。 スタインバーグ「哲学的な娼窟」について、直接ではないもののピカソ『アヴィニョンの娘たち』をモチーフにした平倉圭氏のテキストが参考になります。「斬首、テーブル、反‐光学―ピカソ『アヴィニョンの娘たち』」(『美術史の7つの顔』未来社、2005年)こちらは新刊が購入可能です。 付随的に、クラウスについてはケントリッジ論「岩」があります。ART TRACE PRESS03に城丸美香氏の訳で前半だけ掲載されています(『ART TRACE PRESS03』ART TRACE、2015年)。大変に残念ですが、04号に後半が載ってません。05には掲載されることを期待しましょう。