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連続講義 第2回
2017年6月 開催の「エピクロスの空き地」展に関連する連続講義
第2回として、美術批評家の沢山 遼氏を迎え《事物の動態/事象の束:クラウスからスタインバーグへ》を開催いたします。
沢山氏が『コンテンポラリー・アート・セオリー』に書かれたポスト=メディウムについての議論を中心に、
さらにご自身のお考えをお聞きします。
クラウスは、メディウム(媒体・素材)の概念を現象学的/身体的な経験の推移や、映像的な技術から捉え直し、それを「自己差異化」の運動のただなかにおいて記述しようとします。
同様に、卓抜な複数のピカソ論や「他の評価基準」などの論文で知られる美術史家のレオ・スタインバーグもまた、動かない絵画上にダイナミックな力動を見いだします。
作品をどこから、どのように見るか。
沢山氏によるポスト=メディウム論は、クラウスを踏まえながら、新たな視座=「事物の動態/事象の束」へと私達を導くでしょう。
沢山氏から直接、ポスト・メディウムというキーワードについて講義をしていただきます。
追記:講義のレポートをブログ記事として掲載しています。
概要
場所:東京都美術館 2F スタジオ
東京都台東区上野公園8−36
LB階 総合案内から、右手エレベーターで2Fへ
http://www.tobikan.jp/guide/floormap.html
日程:2017年 1月27日(金曜日)
時間:午後18時30分~
夜間開館日です。
料金:無料(予約不要)
定員:30名程度
主催「エピクロスの空き地」実行委員会
沢山 遼
武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程修了
美術批評家
2010年「レイバー・ワーク──カール・アンドレにおける制作の概念」で『美術手帖』第14回芸術評論募集第一席。
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