top of page

連続講義 第 3 回

2017年6月 開催の「エピクロスの空き地」展に関連する連続講義

第3回として、早稲田大学 表現工学科教授 郡司ペギオ幸夫氏を迎え《因果反転を可能とする地平》を開催いたします。

 

以下、郡司教授からの概要です。

生命・時間は、因果反転の継起によって実現される。


因果関係は論理的必然性に言及する経験則でありながら、実在すると誤認される。
人間は動物である、が論理的真とみなされるのは、人間が動物の一部であると信じられるからだ。

しかし「人間」は言葉に過ぎず、何を指し示しているか、原理として決定できるわけではない。
通常、「人間」が指し示していると考えられる人間なるものの否定形さえ、「人間」は指示し得る。
それに気づいている詩人は、「動物は人間である」と言い切ることができる。

詩人が極端なわけではない。
我々が厳格に確定されると信じている対象や概念も、外部性を潜在し、因果律は反転可能となる。


因果律の反転によって生きることが実現され、生きることは時間でありアートとなる。

​​

      追記:講義のレポートをブログ記事として掲載しています。レポート_Nレポート_A

概要

場所:3331 Arts Chiyoda B105 マルチスペース

     東京都千代田区外神田6丁目11-14

   http://www.3331.jp/access/

日程:2017年 3月31日(金曜日)

時間:午後18時30分~

料金:500円(要 事前予約)

定員:40名

 

主催「エピクロスの空き地」実行委員会

 

予約申込 epicurusnoakichi@gmail.com

郡司ペギオ幸夫

現在 早稲田大学理工学術院

   基幹理工学部・研究科 教授

2014  神戸大学理学部名誉教授
2013  University of The West England            (Bristol,UK) Visiting Professor
1987  東北大学大学院

         理学研究科博士後期課程修了(理学博士)

著書 「いきものとなまものの哲学」

       「群れは意識をもつ」

   「生命壱号 おそろしく単純な生命モデル」

       「生きていることの科学」

bottom of page