最終講義に向けて_参考文献
「無」から音楽をたちあげることはどのように可能なのか。三松幸雄氏による「ex nihilo-ヤニス・クセナキスと芸術の形而上学 序説」(『ART CRITIQUE n.04』所収、BLUE ART、2014年)は、クセナキスが生涯に渡って保持したこの命題を、緊密な文章によっ...
ディスクガイド+ 高橋悠治の音楽 事例
講演者の一人である高橋悠治氏の音楽作品について、録音があるものを中心に書くことを依頼された。 そこで、「エピクロスの空き地」展にとって、ひとつの導きの糸となるに違いない「クリナメン」あるいは「パレンクリシス」――原子の軌道の「逸れ」――という、実在に宿る不確かな運動のあ...